エゴグラム推移
エゴグラムとは心理学の交流分析の中で自我状態(その人らしさ)分析の1つとして開発され、今では自己理解・自己成長へのツールとして使われている。
交流分析では心を「P」:親、「A」:成人、「C」子どもの3つのモデルで分ける。
人は時に短期だったり、気が長いこともあったり、場面によっていろいろな自分がいる。それを自分の心が1つと捉えると『自分はどんな人間なのか、自分でもよく分からない』となるので、心を上記の3つのモデルと考える。
さらに自我状態の機能分析をする際にPは「CP」:支配的な親、「NP」:養育的な親、Cを「FC」:自由な子ども、「AC」順応した子どもの2つに分ける。
「CP」、「NP」、「A」、「FC」、「AC」の5つの自我状態の機能関係と、その心的エネルギーの大きさを折れ線(棒)グラフで表したものがエゴグラムという。
自分の思考、感情、行動の特徴が分かるので、より良い人間関係を築くことに活用可。
<<5つの自我状態の本来の働き>>
・CP:規則やルールを守る、経験を生かして指導する、責任を持ってやり遂げる
・NP:優しくて包容力がある、相手の気持ちを受けとめる、励まし勇気づけたりする
・A:計画的にことを進める、状況判断ができる、筋道を立てて考える
・FC:のびのびと明るい、物事に興味・関心を持つ、創造性が豊か
・AC:周囲に協力的、相手の指示を素直に受ける、相手に従順である
私のエゴグラムの推移は
【2012年】
CP:13、NP:17、A:10、FC:10、AC:8
【2014年】
CP:13、NP:17、A:12、FC:13、AC:7
【2022年】
CP:9、NP:16、A:19、FC:16、AC:11
CPが大幅にダウン、NPはは変わらず、A、FC、ACはアップ
※数値が10以上だと社会で活躍できるほどの十分なエネルギーを持っている
【自己分析】
CPが下がってきたのは、自分の中の「~すべきだ」、「~しなければならない」がゆるんだから。それと同時に、本来の天真爛漫さが年齢を重ねるごとに戻ってきてFCが高くなってきている。AやACは社会人生活十数年で鍛えられ、徐々に上がってきている。