従業員の自殺などの人事担当者の対応研修を受講して②
普段元気な人も自殺などのショックなできごとを体験するとつぶれやすくなり、それは疲労の蓄積が大きく影響します。
蓄積疲労には1倍モード、2倍モード、3倍モードと3段階あり、それぞれの特徴は以下の通りです。
・1倍モードは通常・元気な状態
・2倍モードは不眠・食欲不振など体に出たり、イライラ、余裕がない、負担を避ける
状態
・3倍モードは自責、不安、無力、負担、別人化の状態
同じショックを受けたとき、回復するのにかかる時間が2倍モードは2倍、3倍モードは3倍かかります。
また、疲労がたまると感じ方も変わっていきます。例として、同じできごとでも1倍モードだと気にならない、2倍モードでは落ち込む、3倍モードは私なんていなくなれば・・・と感じてしまいます。
研修でこれをきいたとき、コロナ対策が始まってから従業員でイライラしたりする人が増えたのは、言われれば当たり前なのですが、疲労がたまっていることが大きな要因なんだと改めて思いました。逆に言うと疲労を回復する助けになることができれば、イライラが解消するかもしれないということだと思いました。
今までに従業員の話しを聴く会、体力測定と体力づくりのイベントを実施したのですが、次は福利厚生施設の改善をもう一度考えてみようと思います。